「スクールの効果を10倍高める方法」その2

あなたのパフォーマンスは「自己イメージ」次第

 

「ライディングスクールの効果を10倍高める方法・その1」の

宿題はやってみましたか?

 

どんなライダーになりたいか を考えてみることでしたね。

 

このときに、注意点がひとつあります。

 

「その1」で例に挙げた

初めて走る峠道でもスイスイと 気持ちよく走れるライダーになる

を題材に説明しましょう。

 

この目標の裏側には、「スイスイ走れなかった経験」がありますよね。

 

言い換えます。

 

過去の悪い記憶…怖い思いをした」 

vs

未来の良い記憶…「スイスイ気持ちよく走る」

 

自己イメージはPCソフトのように働きますこの、どちらのイメージが強いのかによって、

あなたのパフォーマンスが変わってしまう……というのが、

コーチングの基本的な考え方です。

 

同じパソコンでも、入っているソフトが変われば、

機能が変わりますよね。それと同じです。

 

パソコンのソフトにあたるのが自己イメージ

 

走るのが怖い自分と

気持ちよく走っている自分のうち、

イメージの、より強いほうが、再現されるわけです。

 

 

ソフトウエアの設定が「苦手」になっていると…

 

シーンを変えましょう。

 

たとえば、パイロンスラロームがうまくいかなくて

私はスラロームが苦手

という自己イメージを作ってしまうと……

 

パイロンを引っ掛けたときに

あぁ、やっぱり

なんて考えてしまい、そこから抜け出せなくなってしまいます。

 

「苦手」というソフトウエアに従って

「苦手」なアクションをアウトプット(出力)しているわけですから、

機能的にはこれで完結。 進歩が望めません。

 

 

もし、うまくできても 「まだまだ だなぁ」 と考えてしまいます。

ソフトウエアが「苦手」に設定されていますから、

「得意」な自分を受け入れられないのです。

 

 

逆に、

「すべてをにしてうまくなっていく にこにこ カメさんライダー」

……ウサギとカメの物語のカメ。笑顔で着実に前進し、最後には勝つイメージ。

 

成長志向なんていう自己イメージを持っていれば、

 

たとえパイロンを引っ掛けても

 「じゃ、はこうしてみよう」

 「うまくできている人を観察してみよう」

 「コツをいてみよう」

 「ネットでノウハウをしてみよう」

などと

 

いま できること

が次々に思い浮かんで、着実に前進していくわけです。

 

 

同じ人間でも、「自己イメージ」によって、これだけの差が出ます。

 

その意味では「未来の良い記憶」をうまく定め、

それをどんどん強めていくのが、

スクールの効果を10倍高めるポイントといえましょう。

 

 

コーチングやNLPのトレーニングを受けている

インストラクターや教官は、こうした仕組みを知っているので、

あなたの自己イメージを下げるような、

 

つまり 

「苦手意識を植え付けるような」

あるいは

 「できないことに焦点を当てるような」

発言や接し方は致しません!!

 

 

というわけで、

ネガティブな言動を受けときには、さらっとスルーして

自己イメージを下げないように注意してください。

 

下げるか、下げないかは結局、

あなたが決めることですから、くれぐれも高い自己イメージを

維持するように……お願いします!

 

 

ほめるばかりが能じゃない?!

 

じゃぁ、ほめてくれるインストラクターや教官がいいのかというと、

おおむねそうなんですが、注意点もあります。

 

その先生が、あなたを信頼して、高い自己イメージを尊重し、

独り立ちさせようと応援してくれるならOK!

 

ひとたび走り始めたら、すべてを自分でなんとかしなければならない

自己責任の乗り物だからです、バイクは。

 

 

逆に、気に入られようとか、

アメとムチの「アメ」のつもりでほめているなら、

依存関係ができるだけなので、ほめ言葉をスルーしてください。

 

 

心臓がドキッとしたら、ヘルメットを脱いで、気分転換を

 

最後に、ひとつだけ。

 

もしタイヤがズルッと滑ったり、怒鳴られたりして

心臓がドキッとすると、

 

人間は急に心を閉じて、変化を拒んでしまいます。

生理的に 「現状を維持」 して命を守ろうとするんです。

それまで生きていたんだから、同じようにしていれば、生きていられる…と考えるんですね。

 

こうなると、いくら練習しても上達は望めません。

うまくなるのって、それまでとは違う自分になる ことだからです。

 

では、どうしたらいいのか?

 

ドキッとしたら気分転換を思いがけず

クローズドハートになってしまったら、

ヘルメットを脱いで……

誰かと楽しいオシャベリをしたり

海や空を眺めたり

べたりんだりしてください。

 

こうして体が安心し、

再びオープンハートになったら

望ましい自己イメージを確認してから、練習を再開しましょう。

 

この手は、バイク ツーリング でドキッとしたときにも有効です。

 

 

まとめ……効果的なStep

 

「その1」からお話しして来たことを、まとめましょう。

 

Step1なりたいライダー像を決めます

たとえば僕なら 「バイクのNo.1パーソナルコーチ」

 

Step2…そのために、今、どうあるべきかという「自己イメージ」を作ります

たとえば僕なら 「いつも元気でニコニコしていて、

当人が気付いていない当人の良さを引き出し、

一緒に走っているだけで 周りの人も楽しく うまくなっていくライダー」

 

Step3自己イメージをリアルに思い浮かべます

思わずニンマリするぐらいにね (^^)

すると、自己イメージに沿ったヒントや機会が次々に見えてきて、

なりたいライダー像が近付いてきます。

 

Step4寝る前にこんな質問をしてください

「今日、新しくんだことは?」

「今日、うれしかったことは?」

「今日、世の中の役に立ったことは?」

 

すると、とっても 「いい1日」 だったことがわかるでしょう。

自己イメージも上がります。

そして、再びバイクに乗りたくなりますね。

 

以上のことは、 バイク ツーリング でも同じです。

 

こうやって

無限の可能性を秘めた あなた自身と仲良く付き合い、

豊かで明るい未来のトビラを開けてくださいね。

 


もちろん、梶が主催しているスクールやツーリングは

こうした考えに基づいて設計しています

 

【参考】

■スクールの効果を10倍高める方法・その1

■梶がご自宅までうかがう家庭教師型の安全運転スクール「初めての路上教習

世界基準のこころ充ちる バイク ツーリング +

 バイクと体の仕組みに基づいた納得のレッスン…K2 Touring COLLEGE

 

 




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