おすすめ ツーリングスポット| 爪木崎 ひじき作り (静岡県下田市)

爪木崎

干す→干す→戻す→煮る→また干す!! 手間がかかっているんです

……あれは何ですか?

ヒジキですよ。今朝、採ってきたものを、ああやって干してるの。

ひじき作り

……へ~、あれがヒジキなんですか。干したら完成?

いやいや、ざっと乾かしたら、いったんビニール袋に入れて保管するの。後がつかえているからね。漁師さん達は、前の方が干し終わるのを待っているのよ。順番、順番。

……いったん保管した後は?

日差しが強い日に、改めて乾燥するの。

そうしたら、水で戻して塩抜きとゴミ取り。そのあと鉄窯で煮て、柔らかくするのよ。鉄窯じゃないと、ひじきが真っ黒にならないの。ほかの鍋で煮たらグレーになちゃうわ。

……そうなんですか!

煮あがったら、また乾燥。日差しが強い日を見計らってスケジュールを立てるの。

手間がかかっているでしょ。だから高価なのよ。まぁ、作り方は地域によって少し違うかもね。

ちなみに、この浜では 「この地区に住む家族しか手伝っちゃいけない」 というのがルール。東京に住んでいる家族が手伝いに来るのはダメね。

……へ~。

作るのはたいへんだけど、それだけ報酬も得られるのがヒジキ。だからこそ、自分たちが処理できる範囲内でやりなさいっていうことだと思うわ。乱獲を防ぐ意味でもね。

……納得です。

ところで、おにいさん、今晩のおかずにコレはいかが?

……はい、いただきます♪


《参考情報》

ひじきのあれこれについては『日本ひじき協議会』のホームページをご覧ください。
製法については「ひじきQ&A」にまとめられています。


《個人的なおすすめ度》

★★(星2つ=おすすめ)

やっぱり、 ツーリング先で地元の方とお話しするのは楽しいですね。
その地域ならではの事情なんかを聞かせていただけると、よけいに興味が湧きます。

積極的なオシャベリこそ、 バイク ツーリング の醍醐味ですよ!!

ちなみに、ひじきの収穫は「春から初夏にかけての大潮の干潮時」だそうです。


※記事の内容や価格は掲載当時(2016年4月)のものです。
※最新の情報は、お手数でも、ご自身でご確認くださいませ。

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