25年間で6倍以上になったスーパーフード
アメリカでは「スーパーフード」と呼ばれ、その健康効果が盛んに研究されている ブルーベリー 。
簡単に食べられ、カロリーが低く、「眼にいい」というサプリメントや機能性表示食品が目立つことから、日本でも人気の高いフルーツですね。
実際に国内の収穫量はこの25年間で 6倍以上 に増えていて――長野県、茨城県、群馬県、東京都(小平がブルーベリー栽培の発祥地)、岩手県、滋賀県、兵庫県、愛媛県、熊本県が主要な産地。
旬の時期(6月上旬~8月末)には各地の観光農園で「ブルーベリー狩り」を楽しむこともできます。
ブルーベリー の健康効果とは?
アメリカの大学などが発表した「ブルーベリーのメリット」を列挙してみると……
- メタボリックシンドロームの人がブルーベリーを食べることで、血管内皮機能が著しく改善(動脈壁硬化の改善や血圧の低下)
- メタボリックシンドロームの人がブルーベリーを食べると、インスリン感受性が高まる(糖尿病の予防)
- ブルーベリーを食べることで、60~75歳層の認知機能(言語記憶評価テストや作業切り替え能力テスト)が向上
- ブルーベリーの成分が、ヒト結腸がん細胞の増殖を58%抑制
- ベリー類のポリフェノールは、腸内環境を整えることで、間接的に脳の健康を促進
- ベリー類のポリフェノールが、肉体疲労(激しい運動による炎症ストレス)を軽減
- 栄養豊富 ~ビタミンC、ビタミンK、食物繊維、ポリフェノール(アントシアニン)を含む~ なのに、1カップ約80kcalと低カロリー
「狩り」の魅力は食べ放題と食べ比べ
日本では約100種類が栽培されていて
「たくさんの品種を一度に食べ比べられるのが、ブルーベリー狩りの楽しみなんですよ」
と…… たまたま見かけた看板に吸い寄せられるように訪ねてみた『愛成ベリー』のスタッフさんは話してくれました。
大人1,800円(食べ放題・時間無制限)をお支払いして入園してみると……たわわに実ったブルーベリーが一面に広がっていて、もうこれだけでうれしくなってきます♪
同じ樹でも粒によって(日当たりや熟れ方?)微妙に味が違ったり、同じ品種でも鉢によって微妙に味わいが異なったりするのが、またまた興味深い!
せっかくなので、食味レポートをメモしながら、この日、食べ比べたのは 全15品種 にもなりました。
*当日、味わった品種一覧:レガシー、シャープブルー、ウェマンス、ジュエル、ブルーレカ、ブリジッタ、チャンドラー、エリザベス、フロリダスター、ピンクレモネード、マグノリア、オニール、デューク、クライマックス、ミスティ
この中から、個人的なベスト3を揚げると……
1位『ブルーレカ』 いい意味の青臭さが鮮烈
比較的小粒ですが、噛みしめるとフワッと「ハーブ系の華やかな青臭さ」が口いっぱいに広がって鮮烈!
ブルーベリー がのどを通った後でも「ほのかな甘み」が後を引き、なんともドラマチックな味わいです。とても好き♪
2位『ブリジッタ』 頬張るほど、しあわせ
大粒で果肉が厚く、口いっぱいに頬張るほど、満足感がアップ!
味わいはあっさり系ですが、ほのかに甘い余韻が長く続き、じわじわと「しあわせな」気分に浸っていられます。
心ゆくまで頬張れるのも「ブルーベリー狩り」の魅力です。
3位『フロリダスター』 見た目も味わいもスター級
小粒ですが、実の形が美しく、甘みも強め。弾け感のある歯ごたえも楽しくて……ハリウッドスターのような主役感があります。
目・鼻・歯・舌で味わえるので デザートに最適!
番外編『ピンクレモネード』 珍しいピンク色のブルーベリー
この農園には2本しかないという、ピンク色のブルーベリー。噛みしめるとレモンに似た酸味が広がり「なるほど」と感じます。
後味の引けがサッと早いので、余計に「噛むと弾ける酸味」が新鮮! 一生に一度は味わってみるといいでしょう。
まとめ……「食べ比べ」はおもしろい!
ブルーベリーを食べ比べたのは、生まれて初めてだったので、とても楽しめました。お腹がいっぱいになるまで頬張れたのも、うれしかったですね~♪
僕みたいにスマホに「食味」をメモしながら写真を撮っておくと……だんだん感覚が鋭敏になってきて、味わいの差がよくわかってくるのでは? 同時に比べるからこそ「違い」や「自分の好み」が浮き彫りになるというのは、バイクもブルーベリーも一緒ですね。
桃やぶどう、なしなどの果物狩りも楽しいですが……ブルーベリーほど多くの品種を一度に比べることはできませんから、今のうちにぜひ「ブルーベリー狩り」をお楽しみくださいませ!
ちなみに、ブルーベリーのポリフェノールは「冷凍食品」のほうが身体に吸収されやすいという研究があります。近ごろはコンビニでも 冷凍ブルーベリー が売られていますから、常食して眼や脳の健康を維持すれば……ライダーとしての健康寿命も延びますね♪
※記事の内容や価格は掲載当時(2019年8月)のものです。
※最新の情報は、お手数でも、ご自身でご確認ください。
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