マフラー レポート |ワイバン リアルスペック for MT-09 TRACER

[r’s GEAR] WYVERN Real Spec for MT-09 Tracer

 MT-09トレーサーを目の当たりにすると、
つい思い出してしまうのが1991年にデビューし
たヤマハ
TDM850です。

快適なライディングポジションと
悪路をものともしないロングストロークサスペンション、
快活なエンジン、程よいスポーツ性。

そのコンセプトはキング・オブ・マウンテンロード
という言葉に集約されていました。
アールズ・ギアのMT-09トレーサーは、
そんな初代TDM850以上に衝撃的なバイクかもしれません。
アールズギア・ワイバン MT-09 Tracer

MT-09と共用で開発されたワイバン リアルスペック Single Type
トレーサーを生まれ変わらせてしまったからです。


「共用」と言ってもMT-09とは出力特性が異なり、
トレーサーは絶妙な
(ま)を持って応えてくれるキャラクター。

それが、加減速に伴ってたゆたうように大きくゆったり前後に車体を動かす
トレーサーのリズムにピタリと合っています。


STD/A/Bの3モードを試すと、これはもう圧倒的に「
A」モードの出来が素晴らしい。
これ以外は使いたくなくなるほど
官能的です。

駆動力の掛け方も、エンジンブレーキの加減も、
車体の姿勢も、曲がり方も右手でコントロールできてしまう。

しかも、すべてのフィーリングが超上質ですから、
すっかりハートを鷲づかみにされました。


ピッチングモーションを活かして操るのが大好きなライダーさんだったら、
同じ気持ちになるはずです。

r's GEAR WYVERN for MT-09 Tracer
それにしても、これほど操るのが面白いバイクには乗ったことがありません。

この楽しさをどう表現しようかと考えていて思いついたのが
ピュアスポーツ・オブ・マウンテンロードです。

パニアケースを付けて、やまなみハイウェイ(阿蘇)や四国カルスト、
ビーナスライン(信州)、磐梯吾妻スカイラインあたりを疾走したら、
ニヤニヤしっぱなしで、ヨダレがとまらないはずです。
その意味では、ソロまたはタンデムで、
あるいはペースの合う限られた仲間とだけで、
サクッと
ピュアなスポーツツーリングを楽しむ。
そんな遊び方が最高です。


猫足と呼ばれた‘98~’01年型
YZF-R1が好きだった方なら、
この面白さの虜になってしまうこと請け合いです。

下の試乗実況レポートも参考に!
実走行中の、ヘルメット内のあたりの音を録音してあるので、
かなり 「実際」 に近いと思います。

 



ワイバン リアルスペック Single Type for MT-09 TRACER
オールチタン 3in1集合 JMCA認定・政府認証品(車検対応)
最高出力 4.8psアップ 最大トルク0.1kg-mアップ
マフラーを装着したままエンジンオイル&フィルターを交換可能
センタースタンド対応
※純正パニアケースを装着するときは、同梱の専用ステーを使用。
◎チタンサイレンサー=20万8440円(8%税込)
◎チタンドラッグブルーサイレンサー=21万3800円(8%税込)

試乗実況レポートもご参考に ↓

※記事の内容や価格は掲載当時(2016年3月)のものです。
※最新の情報は、お手数でも、ご自身でご確認くださいませ。